妊娠の髪の変化~抜け毛や傷みの原因と対処法

7916975c58ade268839f3ced9ff0f91b_s
こんな話をよく聞きます。

「妊娠したら髪質が変わった気がする」
「なんだか妊娠を機に抜け毛が増えてような?」
「髪の毛が傷みやすくなったかも…」

などの妊婦さんのヘアトラブルの声です!

 

 

ホルモンバランスが変化すると髪質が変わることがある

ご存知でしたか?

髪の毛にもホルモンは大きく関わっているのです。

例えば健康な女性なら毎月やってくる「生理」…
この生理でも髪の毛が傷んだように感じる人はいますよ。
生理はホルモンが大きく変動するので、その影響を髪の毛も受けるのです!

ならば、その何倍も大仕事な妊娠ではどのようにホルモンが髪の毛に影響してくるのでしょうか?

女性として気になるところですね!

妊娠の髪の変化~初期から後期

妊娠を語るならその前に生理のことを書いておきましょうか。

生理中には主にふたつのホルモンが活発に変化します。

エストロゲン(卵胞刺激ホルモン)」と「プロゲストン(黄体ホルモン)」です。

特にエストロゲンは髪の毛にとって「成長した髪の毛を維持させる」という役目があります。
ホルモンが変化するのでこの効果が薄れて、生理中に髪質がおかしくなったと感じるのですね!

妊娠したら髪質はどのように変化するのか?

では妊娠したら髪質はどのように変化してしまうのでしょうか?

妊娠中にももちろんホルモン変化は起きています。
気分の変化が大きくなったり、お肌の調子も悪くなります。
シミが急に増えた、なんてトラブルも聞きます。

そして髪の毛にも次のような変化が見られるようになります!

①抜け毛が多くなる!

 頻繁な体調の変化やホルモンの変化で身体には大きなストレスが…。
 他には過労や寝不足なども関係しています。
 このようなことから、生え際や頭頂部が薄くなってくる人がいるのです。
 また、産後に抜け毛が増える場合もありますよ。

②頭皮がべたつくようになる!

 妊娠中は頭皮の血行が悪くなりがちで良い循環が出来ないため、皮脂が溜まりやすくなります。
 皮脂分泌量が増えるので毎日シャンプーしていても髪の毛や頭皮がべたつくように感じることがあります。

③髪の毛がパサパサになる!

 ホルモンの働きによって水分が身体に貯留しやすくなります。
 このため血の巡りが悪くなり、頭皮は血行不良を起こし栄養が行きわたらなくなります。
 髪の毛が栄養不足になるのでパサパサの毛質になってしまうのです。

④クセ毛が目立ってくる!

 急激なホルモン変化により、クセ毛の人は元よりそうじゃなかった人もクセ毛が出るようになります。
 髪のはね方が変わったり、クセ毛が目だってきたりする方も多いようです。

 

このような変化が妊娠中には起こりやすくなります。

私はクセ毛なのですが生理がはじまるまではサラサラのストレートヘアでした。
それが中学生の頃に生理がはじまった途端にクセ毛が目立つようになりました。

元々遺伝性のクセ毛だったようで、それがホルモンの変化によって出てきてしまったのです。
今でも生理中は髪の毛がはねやすかったり、クセ毛が目立つことはあります。

ただの生理でもこうなることがあるのです。

 

妊娠中の女性は常に身体に大きな負担と不安、そしてそれらが招くストレスなど…
様々なことが一変に自分の身に起こります。

ホルモンバランスも乱れてしまい、肉体的にも精神的にも不安定になるときがあります。
しかしそれは赤ちゃんのために必要なホルモンの変化のせいなのですね。

髪の毛は栄養が回ってくるのが一番遅い

知っていますか?
髪の毛は身体の中でも栄養が回ってくるのが一番遅い場所なのです。

人間の身体は生存するために必要な臓器から順番に栄養が回る仕組みになっています。
なので命にあまり関わりのない場所である髪の毛は後回しにされるのです。

 

妊娠するとお腹の赤ちゃんに真っ先に栄養がいくようになります。
なので今まで以上に髪の毛に栄養が行きわたらなくなるのですね。

子供を第一に…妊婦さんはしっかり「お母さん」なのですね。

次からは、なったら困る妊娠中のヘアトラブルの代表としてふたつのことをピックアップして見ていきましょう!

妊娠抜け毛の原因と対処法

女性にとって抜け毛で悩むというのはあまり想像がつかないかもしれません。

 

しかし妊娠中の抜け毛で悩む妊婦さんは多いのです!

先程も少し書いていましたが、ここではもうちょっと詳しく見ていきましょう。

 

妊娠中の薄毛や抜け毛は「プロゲステロン」と呼ばれる「黄体ホルモン」の変化で起こります。
プロゲステロンの分泌が妊娠中はとても活発になります。

このホルモンには出産までの間、妊娠を維持し栄養や水分を体内に貯めておく、という役目があります。
必要なことなのですが、このせいで妊娠中はむくみやすくなるのです。

 

プロゲステロンは髪の毛にも以下の様な働きをします。

*髪の毛の成長を促進する
*髪の毛の寿命を延長させる

普段は髪の毛にとって良い事尽くしですが、妊娠中はプロゲステロンが増えすぎます。
このためホルモンのバランスが崩れてヘアサイクルが乱れるのです。

 

ヘアサイクルが乱れると発毛から毛が抜けるまでの期間が短くなることがあります。
加えて妊娠中は栄養が髪にまで回らなくなるので、髪の毛が弱り細くなってしまいます。

これが抜け毛が増える原因です!

ではどのように対処したら良いのでしょうか?

妊娠中の抜け毛対策の食事なら、これ!

妊娠中の抜け毛を防ぐ食事

当然のことですが「バランス良く食事をとること」が重要になってきます。

 

髪の毛は「ケラチン」という「タンパク質」から出来ており、それを構成しているのは18種類のアミノ酸です。
中でも「シスチン」というアミノ酸がもっとも多く含まれています!

このシスチンを作るには食事からタンパク質を補給しないといけません!!
そうしなければ髪の毛の元が作られないのです。

 

タンパク質を多く含む食材をバランス良くメニューに加える事が抜け毛予防に重要です!

例えば、

肉類、魚類、大豆製品、乳製品、玄米、卵、海藻類などなど…。

しかし「ビタミンB6」がないとタンパク質は代謝出来ないので、ビタミンB6も摂ることをオススメします!

例えば、イワシ、マグロ、サバなどなど…。

その他にも頭皮の血行を考えるなら「ビタミンA,C,E」と「EPA」を含む食材を摂りましょう!

緑黄色野菜、レモン、オレンジなどの柑橘類、青魚などです。

 

そして「頭皮を清潔に保つこと」も大切ですよ!
妊娠中は皮脂が増えやすいので要注意です!

きちんと丁寧にシャンプーして、頭皮を清潔にしましょう。
ただし「洗いすぎ」と「すすぎ残し」には気を付けて下さいね!!

妊娠の髪の傷みの原因と対処法

次は妊娠中の髪の毛の傷みについてです。

妊娠中の髪の毛は栄養不足…。
髪の毛がパサつきやすくなりますね!

これも抜け毛と同様、ホルモンの変化によって起こりやすくなります。
母体はお腹の中の赤ちゃん優先です!

なのでお母さんの髪の毛は栄養がなく傷みやすい状態なのです。

 

ここでもやはり食べることでの栄養補給はとても大切になります!!
それに加えてヘアケアもした方が良いかもしれません。

妊娠中のシャンプーは◯◯が大切!

妊娠中~産後のシャンプーは「アミノ酸シャンプー」などの低刺激のものを使うようにしましょう。

「植物性(オーガニック)」や「弱酸性」や「ノンシリコン」のシャンプーも良いでしょう。
妊娠中~産後では肌質が変化している事も多いので地肌に優しいものがオススメします。

妊娠中~産後専用のシャンプー&トリートメントもあるので参考にしてください。
>>【産後の抜け毛に地肌ケア】シンスボーテ

 

それからパサパサヘアには保湿効果の高いトリートメントが効果的です。
洗い流さないトリートメントでは「ヘアオイル」が保湿力が高くてオススメです。

しかし、妊娠中の方は香りに敏感になるのでそこは気を付けて選んで下さいね!
髪の毛につける量も書かれている適量か、それよりも少なめで良いでしょう。

妊娠中の自分に合うものが見つかると良いですね!

妊娠の髪の変化~抜け毛や傷みの原因と対処法まとめ

アダムとイブが約束を破って知恵の実である林檎を食べたから人間には苦難があるのだと聞きました。
女性はその為に「産みの苦しみ」が与えられたのだとか。

生理、妊娠、出産は女性にとって大仕事です。
新しい命が自分の体内に宿るのです。
とても恐ろしくて、とても神秘的なことだと思います。

妊娠中はホルモンバランスが大きく変動します。
その為、妊婦さんには数々の試練が訪れるわけです。

髪の毛の以上もそのひとつ!

抜け毛が増えたり、傷みやすくなったりとヘアトラブルが増えます。
赤ちゃんに優先的に栄養が送られるようにもなるので、余計に髪質が悪くなてしまいがちなのです。

髪の毛に必要な栄養素を食べ物から補いましょう!
妊娠中にオススメな低刺激シャンプーを使ったり、ヘアケアをしましょう!

色々大変な時期かとは思いますが、食べることはお腹の赤ちゃんにとっても良いことですし、
出来る範囲で美髪活動に挑戦してみてはいかがでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました