冬でも夏でも春でも秋でも
1年中唇が荒れて困っている…
リップクリームなくちゃ過ごせない…
確かに空気の乾燥する冬は手荒れや唇の荒れが酷くなるものです。しかし、春も夏も秋も、そして冬も、季節に関係なく唇がガザガザになっている…一体何故?
荒れだすとリップクリームを塗っても全然効果が得られない、なんてケースもありますよね。
実は、私も慢性的な唇の荒れで悩んでいるひとりなのです。
それで気になりました。
『何故一年中唇の荒れで悩まされるのか?』と。
そして、私と同じように長く唇の荒れで悩んでいる人がいるかもしれないと。
自分なりのケアはしてきたけど一向に改善されない365日続く唇の荒れの原因は意外なものもありました。
そこから分かる対策やケア方法もこの際ですからお勉強しましょう!
リップクリームを塗って乾燥を防いでも治らない『一年を通した唇の荒れ』には意外な原因が潜んでいましたよ!
アナタの癖や習慣、大丈夫ですか?
一年中唇が荒れる 『原因』
唇が荒れる最大の原因は、やはりよく知る「乾燥」です!
何故唇が乾燥に激弱なのかと言うと…
※皮脂腺が少ない
※角質層がとても薄い
※天然保湿因子&細胞間脂肪が少ない
以上のような唇の特徴が要因となっています。
言ってみれば”唇は非常にデリケートな場所”なのです!
このようにデリケートな作りの唇は、季節の変わり目にとても敏感です。
よく『季節の変わり目はお肌が荒れる』なんて言いますが、実はお肌よりも先に唇の方が荒れ始めることをご存知でしょうか?そして冬になると保湿能力が低く角質層が薄い唇は、乾燥の格好の餌食になってしまうのですね。
乾燥が原因で荒れるなら「保湿ケア」で改善されます。冬など乾燥の激しい季節のみに唇が荒れる、という人はリップクリームでケア完了でしょう。
しかし、一年中唇が荒れ続けている場合は、乾燥以外の原因が考えられます。
『きちんとケアしているのに一年中荒れてしまう…』
それはアナタの癖や習慣がその原因かもしれません。
唇が荒れる乾燥以外の原因
※唇をよく舐めてしまう
※アレルギーによって荒れている
※生活と食事が不規則である
※”合成界面活性剤”入りの歯磨き粉を使用している
※メイク落としで唇をきちんと洗えていない
※使用しているリップクリームや口紅等が合っていない
※薬用リップクリームを一年以上使用している
心当たりありませんか?
これらによって乾燥が気にならない季節にも関わらず唇は荒れてしまいます。また、唇は普段からものを食べたり飲んだりすることに使われるため、外部からの刺激に多く晒されています。
デリケートな場所ですから、普通に生活しているだけでもダメージを受けやすいのです。
ということは、この上に書いたような原因がプラスされることで、唇はますます辛い状況に立たされることになりますよね?
では少し細かく見ていきましょう。
「唇をよく舐めてしまう」
これは唇の乾燥が気になってしょうがない人がよくやってしまう行為です。唇が乾くから無意識に舐めてしまうのですが、これが逆効果…。
潤すつもりの何気ない行為なのですが、実は唾液は乾燥を招くもとなのです!舐めてしまうと唇の少ない皮脂が奪われるだけでなく、唾液の水分が唇そのものの水分を吸収し、そのまま蒸発してしまいます!!
これによって唇の乾燥はますます進行してしまう…というわけですね。
唇を舐める…これ私もよくやってしまいます…。
「アレルギーによって荒れている」
これは花粉やPM2.5などによるものです。これらに唇がアレルギー反応を起こすと、一時的に唇の荒れが酷くなります!
花粉の季節だけ唇が酷く荒れる友人がいますが、”季節の変わり目に対しての過剰反応”と”花粉へのアレルギー反応”が重なっていたからなのかもしれません。
「生活と食事が不規則である」
これはビタミン不足と関係があります。ビタミンはキレイなお肌を保つために必要不可欠な栄養素ですが、これが不足すると最初に荒れ出すのは唇なのです!”不規則な生活”や”栄養バランスの考えられていない食生活”は、体内のビタミン不足を招くので見直しが必要になってきますよ。
「“合成界面活性剤”入りの歯磨き粉を使用している」
これはあまり聞き慣れませんよね。私たちが使っている歯磨き粉の多くは「合成界面活性剤」という成分が入っています。あまり意識したことのない成分名かもしれませんが、角質層の薄い唇にとってはとても刺激が強い成分であり、荒れを引き起こす原因なのです!
歯をキレイにするものでまさか唇が荒れることになるとは…思いませんよね。
「メイク落としで唇をきちんと洗えていない」
これはメイクに使う口紅やグロスの古くなった油分が唇にNGだからです。メイクがうっかり唇に残ったままになると、唇を荒れさせる原因になります!
「使用しているリップクリームや口紅等が合っていない」
これはお肌との相性の問題です。他の人が難なく使えていても、そのリップクリームや口紅などの成分が自分とは合わない…という可能性があります!新しいリップクリームや口紅などの使い始めに唇の荒れが起こったのなら、アナタの唇の肌質とそれが合っていないということになりますね。
「薬用リップクリームを一年以上使用している」
これは別に問題なさそうに思いますよね?
しかし、一年も使っているのに唇の荒れが治らないということは、使用中のリップクリームの成分がアナタと合っていない可能性がありますよ!
成分が合わないリップクリームは、例え薬用でも長く使うことで荒れを悪化させることになるので要注意です。
唇が荒れる原因って乾燥以外にもたくさんあるのですね。
意外なこともあれば、癖になってしまっている行為、生活習慣などにも原因が隠れていましたね。
アナタは自分の唇の荒れに当てはまる項目を見つけられましたか?
では、一年中荒れる唇にはどう対策をすれば良いのでしょうか?
一年中唇が荒れる時の 『対策』
乾燥で唇が荒れやすい季節はリップクリームでの保湿が欠かせんません。
これはもはや周知の事実ですね。
では、それ以外の原因にはどう対策をすれば良いのでしょうか?
唇をよく舐めてしまう場合の対策
癖になっている人にはなかなか難しいかもしれませんが…。
これはもう自分で気を付けて舐めないようにするしかありません!
ガサガサ唇が気になって無意識に行いだした行動ですから、いきなりの改善は無理です。
ゆっくりでも良いので、意識して舐めないようにしてみましょうね◎
アレルギーによって荒れている場合の対策
これはアレルギーを治療するしかありません。何に対してアレルギー反応が起こり唇が荒れてしまうのかを考え、病院へいきましょう◎
アレルギーの治療が進めば、ずっと悩んでいた唇の荒れも改善できると思いますよ。
生活と食事が不規則な場合の対策
不規則な生活習慣をおくっている自覚があるなら、まずはそれを改善しましょう。
どんな生活パターンで自分が過ごしているのかを少し考えてみて下さいね!
早起きできていますか?ご飯はきちんと食べていますか?夜更かしが癖になっていませんか?
そして、食事は栄養面を考えて摂れていますか?暴飲暴食、偏食によってビタミン不足になっていませんか?
ビタミンが足りないなと思ったら「ビタミンB2」と「ビタミンC」の摂取を心がけましょう!
☆ビタミンCを含む食品
・・・赤ピーマン、黄ピーマン、アセロラ、キウイ、レモン、苺、柿 など
☆ビタミンB2を含む食品
・・レバー、納豆、卵、うなぎ、たらこ、いくら、焼き海苔、舞茸 など
ビタミン不足を食事で補って、唇を元気に導いてあげましょうね!
それが難しい人はサプリメントの使用をオススメします◎
“合成界面活性剤”入りの歯磨き粉を使用している場合の対策
歯磨き粉の表示をよく確認して、合成界面活性剤が入っていないものを選びましょう!これだけでもだいぶ唇に優しくなれます。
メイク落としで唇をきちんと洗えていない場合の対策
メイク落としは細かいところまで丁寧に行いましょう。ポイントメイクを落とすときも手を抜かず、唇もクレンジングをしっかりして下さいね!
色の付かないリップでも成分が唇に残っていたらNGです。
使用しているリップクリームや口紅等が合っていない場合の対策
唇に少しでも異常を感じ、体質的に合わないなと思ったら、どんなにいいものでも使用を中止しましょう。なかなか難しいとは思いますが、自分に合う商品を探してそれを使うようにして下さい。
薬用リップクリームを一年以上使用している場合の対策
薬用リップクリームをしばらく塗らないで下さい!薬用リップクリームばかりに頼って塗り続ける習慣が仇となり、唇の自然治癒力が低下してしまう場合もあります。
ずっと使っている薬用リップクリームの使用をやめてみて、唇の様子を観察してみましょう◎
それでも荒れるようなら皮膚科へ相談に行っても良いかもしれませんね。
さて、では荒れてしまった唇に対してのケア方法も見ていきましょうか。
対策とケアはセットで行って下さいね☆
【意外!】一年中唇が荒れる時の正しい『唇ケア方法』
やはり第一に思いつくケア方法は「リップクリーム」ですよね。
しかし、リップクリームにも正しい使い方があるって知ってましたか?
間違った使い方をしていると唇の荒れを悪化させることもあるので、ここでリップクリームの使い方について見直しておきましょう!
一般的なリップクリームは、唇が乾燥する前に使うものです。リップクリームの目的は『唇に潤いを与え荒れを防ぐ』というもの。
なので、唇が荒れてから使っても遅いのです!
唇の荒れが酷くてリップクリームを塗っても改善されないのは、荒れてから使っているから効果が得られていないためでもあるのですね。
このことからも分かるように、リップクリームでのケアは「唇が荒れる前から」が基本となります◎
では、荒れてしまった唇に塗るリップクリームはないのか?という疑問が出てくるわけですが…
乾燥が原因で荒れてしまった唇のケアには「第3類医薬品」と表示されたリップクリームが効果的です。
この”第3類”というものは医薬品の部類に入り、一般的なリップクリームよりも唇の荒れを治すことに特化しています◎
お値段は医薬品ということでやや高めですが、効果のないものを無駄に使うよりはコチラのほうが断然オススメできます。
荒れてしまった唇には『第3類医薬品のリップクリーム』と覚えておいて下さいね。
おさらいします。
☆荒れる前の唇のケアは「一般的なリップクリーム」で!
☆荒れてしまった唇のケアは「第3類医薬品のリップクリーム」で!
唇の状態にあったリップクリーム選びを心がけて下さいね。
そしてリップクリームを選べたら、その塗り方にも注意しましょう☆
よく『リップクリームを唇に対して横に滑らせて塗る』人がいますが、これは間違いです!
意外ですよね。
リップクリームの正しい塗り方は…
「唇のキメに合わせて縦向きに塗っていく」
…です!
これ意外と知らない人が多いのですが、キメ(唇にある縦線こと)に合わせて縦方向に塗っていくのが正解です◎
そして、次も初耳な人がいるかもしれませんね…
「リップクリームは温めて使いましょう」
リップクリームが冷えている場合は、リップクリームの先端を温めて柔らかくしてから使用しましょう!こうすることで余計な力が加わることなく、スムーズに優しく塗ることができますよ◎
温めると言ってもレンジでチンとかではなく、リップクリームの先端だけを熱でちょっと温めたり、手首の内側で溶かしてから指で唇に塗って下さいね。
リップクリームをポケットに入れておくだけでも体温で温まるので良いと思います。
それから、リップクリームの塗りすぎもよくありません。リップクリームの塗る目安は「1日に多くても5回くらい」にしましょう。もしこれ以上使用しないとダメなくらい酷く荒れているなら、一度皮膚科で診てもらう必要があります。
リップクリームがずっと手放せないくらい荒れているのは、使っているリップクリームや何かのアレルギーによってかぶれている可能性があります。
それに気が付かずに1日に何度も何度も使うと症状がどんどん悪化してしまいます。
リップクリーム以外にも有効とされているのが「ワセリン」でのケアです。
リップクリームが肌に合わない人の中には、リップクリームに使われている添加物等が合わない、という人もいます。
ワセリンとは、石油を精製して作られた軟膏で、皮膚の表面に油分の膜を張ることで水分の蒸発を防ぐ効果があり、乾燥対策として有効とされています。
それにワセリンにはリップクリームとは違って添加物が含まれていないのです!
ワセリンの他にも…
☆ハチミツ
・・・ビタミンBたっぷりなので荒れに最適
☆オリーブオイル
・・・ヘアケアにも使われるくらい乾燥対策に適している
などが唇のケアに効果があると言われています◎
2つとも食品なので口に入っても安心ですよね。
そうそう、ワセリンとハチミツを混ぜて作る唇パックもオススメです!
『ワセリンとハチミツを混ぜたものを唇にたっぷり塗り、その上からラップをつけてパックする』、という方法です。
このまま5~10分程度おいて、その後軽く拭き取りましょうね。
☆症状に合わせて正しくリップクリームを選んで、正しく使うこと!
☆リップクリーム以外のケア方法を試すこと!
☆どうしても荒れが改善しない・酷くなる場合は、無理せず皮膚科で診てもらうこと!
このようにケアして唇を優しく守ってあげて下さいね☆
一年中唇が荒れる原因・対策・ケア方法まとめ
私は小さい頃から唇が荒れた生活をしてきました。かれこれ20年近くは荒れた唇しか知りません。皮膚科に行こうとも思いましたが、何故か今の今まで行けずじまいで…。
今回は「一年中唇が荒れる原因とは?対策とケア方法も!」というテーマを立てて見てきましたね。
唇が一年中荒れているのは、やはり少し異常なのでしょう。異常とまではいかなくても『健康的な唇』とは言えませんよね。
乾燥が大きな原因でしたが、それ以外でも気が付かないうちに原因を自分で作ってしまっていたのです…。
それらをこの記事を参考によく考えて、対策とケア方法を見直してみて下さいね!
やっぱり憧れるのはぷるんぷるんに潤ったピンク色の柔らかい唇ですよね☆
私も、荒れてガサガサ!切れて流血!…こんな痛々しい唇とバイバイして理想の唇に近づきたいです!!
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