人間の身体は成人だと約60%~65%は水分で出来ています。
水分不足は健康を害する危険な状態です。
そうそう、髪の毛も水分不足になるんですよ!
健康な髪の毛の場合だと、およそ12%~13%の水分量を保っています。
この髪の毛の水分量はお肌と同じで、年齢を重ねるほどに減少していきます。
若い人の髪の毛にツヤとハリがあり綺麗なのは、髪の毛が健康で潤っているからだとも言えるのです。
どうですか?
アナタの髪の毛、最近パサついていませんか?
もしそうなら、髪の毛の水分不足が原因かもしれませんよ。
髪の毛の水分不足は様々なヘアトラブルを引き起こすことに繋がります。
例えば先程から挙がっている「髪の毛のパサつき」、そして「抜け毛」や「薄毛」にも影響を与えると言われていますよ!
今回はこの「髪の毛の水分不足」に注目し、「抜け毛・薄毛との関係性」を探って行こうと思います。
髪の毛は女性の命!ですよ◎
一緒に見ていきましょう。
身体の水分不足と抜け毛・薄毛の関係
髪の表面の水分量
髪の毛の美しさと健康のために必要な水分量は「およそ12%~13%」です。
これが7%程度まで落ちてくると、髪の毛の表面にある「キューティクル」が剥がれてしまいます。
キューティクルは髪の毛を一本一本コーティングしているウロコ状の膜のことで、このキューティクルが髪の毛内部の水分や栄養を閉じ込めて守っているのです!
剥がれたところからは髪の毛内部の水分と栄養が外へ流れ出てしまう…。
そして、髪の毛はますます乾燥と栄養不足が進み、不健康な弱々しいものになっていきます。
また、髪の毛のオシャレのためには欠かせない「パーマ」「ヘアカラー」「縮毛矯正」などもキューティクルを傷つける原因になります。
弱って細くなった髪の毛、傷んでしまった髪の毛は毛根から抜けやすくなる…こうして抜け毛が増えて薄毛になってしまう…。
これがひとつ目の関係。
体内の水分不足で抜け毛
血液の50%近くは水分が占めています。
体内の水分量が不足すると、血液がドロドロになります。
人間が摂り込んだ栄養素というのは、血液の流れによって全身に行き渡るようになっています。
ドロドロ血液になってしまうと流れが悪くなるので、全身…もちろん髪の毛も例外ではなく、栄養素が届きにくくなってしまうのです!
この状態が長く続くと、髪の毛は慢性的な栄養不足に陥ってしまいますよ。
栄養不足の髪の毛は上手く成長できなかったり、途中で抜け落ちてしまうことがあるのです。
※キューティクルが傷むことで起こる水分不足
※体内の水分量が減少して起こる栄養不足
この2つの水分不足によって髪の毛はダメージを負い、抜け毛や薄毛が増える原因になります!!
健康な髪の毛には水分が欠かせない、ということがお分かり頂けたでしょうか?
髪の毛の健康の維持には適切な水分補給が不可欠である…。
これは色んな頭皮を診てきた皮膚科医の先生も認めるほどの事実!
もちろん抜け毛や薄毛の原因は水分不足以外にも数多くありますが、水分不足も大きなマイナス要因なのです。
お肌だってそうですよね?
水分が不足すると乾燥が進んでカサカサになります。
乾燥したお肌は老化も進みやすくなるので、シワやシミが出来る原因です!
だから女性はお肌のケアを欠かしません◎
では髪の毛の潤いを守るケアをアナタはしていますか?
適切な水分を摂れていますか??
はい、と答えられる人は意外と少ないかもしれません。
ヘアケアってついつい面倒で二の次にしてしまいがち…。
でも髪の毛の水分不足が危険だと分かった以上、しっかりとした予防をしなければなりませんね!
では、抜け毛や薄毛にならないための水分補給の方法を見ていきましょうか☆
髪が抜けない水分摂取方法
髪の毛は「死滅細胞」と呼ばれています。
皮膚と違って傷ついても再生する機能を持っていないためです。
深いダメージを負った髪の毛は、生え変わるまでそのまま…。
なので、毎日のヘアケアはとても大切なのです◎
ポイントは…
☆トリートメントによるケア
☆洗髪時のお湯の温度
☆髪の毛のゴールデンタイム
☆1日に必要な水分量
です!
まず最初に、髪の毛の水分を保つために必要なヘアケアを見ていきましょう!
髪の毛のケアと言えば「トリートメント」ですよね!
トリートメントには「洗い流すタイプ」と「洗い流さないタイプ」との2種類があります。
ここで注目したいのは「洗い流さないタイプ」です!
洗い流さないトリートメントは、乾いた髪の毛と濡れた髪の毛の両方に使用することができ、洗い流さなくて良いのでケアに取り入れやすいです◎
自分の髪の状態や髪質に合うものを選んで使うことができれば、効果は十分に得られるでしょう。
今話題になっているのは「ヘアオイル」です。
ヘアオイルは保湿効果が高く、キューティクルをコーティングする効果にも優れているため、髪の毛を乾燥から守り内部の水分と栄養を逃がしにくくなります。
スタイリングのときにも使えるし、日中髪の毛がパサついてきた時に使えば髪の毛がまとまりやすくなりますよ。
髪が水分不足な時の正しいヘアオイルの使い方
基本の使い方は、適量を手にとって乾燥しやすい毛先を中心に塗布していくことです。
このとき、頭皮に付けないように注意して、髪の毛のみに使用するようにして下さいね!
頭皮にトリートメントが付着すると頭皮環境の悪化である「頭皮のベタつき」を引き起こす原因になります。
水分不足で髪の毛の乾燥が酷い人は、トリートメントを付け終わったら蒸しタオルで髪の毛を包んで3分~5分ほど置いて下さい◎
こうすることでトリートメントの有効成分の吸収率が上がるのでオススメですよ!
また、洗い流さないトリートメントでケアした後にドライヤーで乾かすようにしましょう!
ドライヤーの熱から髪の毛を守ってくれます。
乾かす時の注意点は「乾かし過ぎないこと」、これはパサつきの原因になります。
だからと言って自然乾燥もNGです!!
濡れた髪の毛のキューティクルはウロコ状の膜が開いた状態なので、そのまま放置すると髪の毛内部の水分と栄養がどんどん失われるのです。
キューティクルは熱によって元の状態に戻ることができるので、ドライヤーで乾かすことは大切ですよ◎
温風と冷風を使い分けながら熱ダメージを軽減しつつ「手ぐしで髪をとかしてしっとりしている」という状態へ仕上げましょう☆
そうそう、洗髪する時の温度にも気を付けないといけません!
熱すぎるお湯での洗髪は髪の毛の潤いを奪うことになります。
適温は「40度以下」です!!
ちょっとぬるいなぁ~くらいのお湯で洗髪するのが正解ですよ◎
睡眠時間も大切です!
お肌にゴールデンタイムがあるように、髪の毛にもゴールデンタイムがあります。
髪の毛の潤いを保つためのホルモンが分泌される時間は「夜10時から夜中の2時」です☆
この時間帯に良質な睡眠をとることが理想ですよ。
ホルモンは眠ってから2時間後に出始めるので、遅くても夜12時までには寝るようにしましょう。
そして体内の水分量を保つこともお忘れなく!!
1日に必要な水分をきちんと摂取
1日に必要な水分をきちんと摂取できるように習慣づけると、髪の毛だけでなく身体の健康にも役立つと思いますよ。
身体に疲れが溜まりやすいのも水分不足が原因と言われています。
女性の水分摂取量の目安は「1日2.2リットル」で、コップで約9杯分くらいです◎
これはあくまでも目安であり、細かく知りたい場合は体重に見合った水分量の摂取が必要になります。
また、運動を良くする人や、暑い場所に長くいなければならない人など、状況や環境で個人差は出てきます。
これだけの量を上手く飲もうと思ったら大変ですよね?
コツとしては、1時間に4~8回ほどに分けてコップの水を少しずつ飲み進めることです。
ペットボトルや水筒を持ち歩くことをオススメします!
オフィスや自宅にウォーターサーバーを設置するのも良いですよね◎
こまめに少しずつ…がポイントですよ。
このように「外からの保湿」と「内からの水分補給」で髪の毛の潤いをキープするケアを行いましょうね!!
飲み物として得た水分を、トリートメントで閉じ込めて逃がさない…。
これが大切なのです☆
身体の水分不足と抜け毛・薄毛の関係まとめ
パサパサの髪の毛は見た目年齢を下げてしまいます。
また、それが進行すると抜け毛や薄毛といった大きなダメージを追うことにもなる…。
「身体の水分不足=髪の毛の水分不足」って恐ろしいですよね!
今回は「身体の水分不足と抜け毛・薄毛の関係~髪が抜けない水分摂取方法」と題しまして見てきました。
身体の水分不足は血液がドロドロになってしまうので、髪の毛へ栄養が届かなくなり抜け毛や薄毛が増える。
髪の毛の水分量低下も髪の毛のパサつきの原因となり、弱った髪の毛が抜け落ちてしまうことで薄毛になる。
水分の重要性は健康のためと同じくらい、髪の毛にとっても大切なのです!!
よく女優さんやモデルさんがたくさんの水分を摂っていますよね?
デトックス効果が目的かもしれませんが、お肌の美しさ・髪の毛の美しさを維持するのにも一役買っていたのです。
潤いって大切なんだなぁと改めて感じる筆者なのでした。
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