櫛が通らない原因と対策~濡れた髪に櫛を使っても良いの?

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髪の毛のブラッシングしてますか?

私はベリーショートに近いショートヘアなので、最近は頻繁にブラッシングをすることがなくなりましたが、
ロングヘアの友人はブラッシングをよくしています。
髪の毛が長いと風が吹いただけで絡まって大変そうですね!

そんな友人があるとき、
「櫛が髪の毛を通らなくなったんだよね~」
…と、ボソッとつぶやいていたのを思い出しました!

当時、私も気に留めていなかったので「ふぅ~ん」くらいで終わらせていましたが、
髪の毛の記事を書くようになってそんな友人の一言が頭を過るようになりました。

「櫛が髪の毛を通らないって、本当に髪の絡まりだけが原因なの?
 ひょっとしたらダメージヘアが関係しているのでは??」

こんな疑問がふつふつと湧いてきたのです!

ここを見て下さっているアナタも櫛が髪の毛を通らなくて悩んでいるのですね?
私も気になっていたところです!

良かったら原因や対策など、一緒に見てみませんか??

櫛が通らない原因

髪の毛が長い人は風が吹いたりするとすぐに髪が絡まってしまいますね!
櫛でとかそうとしても酷い絡まりの場合はちょっと苦戦するものです。

でもそれ、本当にただの絡まりだけが原因なのでしょうか?

髪の毛が乱れる要因がなくても、櫛が髪の毛を通らない…なんてことはないですか?
それ、ひょっとしたら髪の毛が傷んでいる可能性がありますよ!!

髪の毛が傷んでいる状態を「ダメージヘア」と言いますよね。
何らかの原因で髪の毛が損傷してしまったのでしょう。

髪の毛は外側から…

1,キューティクル
    ↓
2,コルテックス
    ↓
3,メディア

という順番の層になって構成されています。

この中で恐らくアナタが聞いたことがあるのは、髪の毛の一番外側にある「キューティクル」ですよね?
シャンプーのCMなんかでよく耳にするこの単語ですが、髪にとって大切な役割を担っています!

キューティクルとは、髪の毛一本一本を覆っているウロコ状の膜のようなものです。
このキューティクルが髪の毛の内部にある水分と栄養を閉じ込めて守っています。
しかし何らかの原因でこのキューティクルが傷つくと、その機能が果たせなくなるのです!!
内部に閉じ込めて守っていた髪の毛の水分や栄養が、外に流れ出てしまうのです…。
こうなると、髪の毛本来の潤いやツヤが失われ、不健康な乾燥したパサパサヘアになってしまうのです!

キューティクルは「紫外線」「汗」「カラー」「パーマ」「ドライヤーやヘアアイロンの熱」などで傷ついてしまうデリケートなもの。
そして「キューティクルが傷つくことがダメージヘアの始まり」だと思っていても良いくらい危険なのです!

アナタもダメージヘアに何か心当たりがありませんか?

このようにダメージヘアになるとキューティクルが剥がれている箇所がある場合があります。
もしそうならそこは凸凹になっていて引っ掛かり易く、更に傷みやすいでしょう!
髪の毛は潤いがなく乾燥しているので、髪の毛同士が絡まりやすい状態になっているかもしれません!

これが「ダメージヘアによる櫛が通らない原因」です!!

私も今こそは地毛をキープしていますが、少し前はカラーやパーマを繰り返していました。
そのくせヘアケアを面倒くさがってサボっていたので、気が付いた時には髪は傷んでひどい状態に…。
昔はセミロングくらいだった時期もあって、櫛でとかしていましたが…思い返せば確かに櫛の通りは良くなかったかもしれません。
もともとクセ毛で他の人より乾燥しやすい髪質だったので、ダメージのない地毛に戻すのは苦労しました!
キューティクルは自分で守らないといけないので、今は自分の髪質の弱点を見るようにしてヘアケアを頑張っています!

ダメージヘアは本当に厄介です!
髪の毛は一度酷く傷むと再生しません。
新しく伸びてくる髪を健康なものにする努力をするしか方法はないのです!!
傷んだ部分は切り落とすしかないので、切れない人は傷んだままの髪で過ごすことになりますね…。
パサパサの傷んだ髪の毛でいるのってちょっと恥ずかしいんですよね…。

だからこそ!毎日のヘアケアはとても重要なのです!!

アナタも普段の生活やヘアケアの問題で髪の毛に悪影響を与えている可能性があります!
櫛が通らないのはそのせいかもしれませんよ?!

櫛が通らない時の対策

髪の毛が傷んでいて櫛が通らない場合はヘアケアの仕方や、髪の毛にかけている負担についてもう一度考えてみましょう!

オシャレになるためにしているカラーやパーマはそれ専用のケア方法をしておかないとダメージ大です!!
分からない場合は担当の美容師さんに教えてもらいましょう。
また、髪の毛は「紫外線でダメージを受けるのに紫外線を吸収しやすい」という性質があります!
お肌だけではなく髪の毛の紫外線対策も必要なのです!!
防止を被ったり、日傘を差したり、髪の毛用の日焼け止めスプレーで対策していますか?

それから、これも…
「今使っているシャンプーの見直し」です!

今アナタはどんなシャンプーを使っていますか?
シャンプーも色んな種類がありますよね!
成分で選びますか?ボトルデザインで選びますか?値段で選びますか?香りで選びますか?
選択肢も豊富でどれを使ったら良いのか分からなくて、適当に選んでいる…なんてこともしばしば。

アナタがもし髪の毛がさらさらになる成分「シリコン」の入っているシャンプーを使っている場合はちょっと注意が必要かもしれませんよ?!
何故なら髪の毛が傷んでいる場合は「髪にも頭皮にも優しいシャンプー」がオススメだからです!

シリコンを否定するわけではありません。
髪質的にシリコン入りのシャンプーの方が合う、という人もいるからです!

しかし、一般的にシリコンは「洗浄成分の強い安価なシャンプーの指通りを良くするために、誤魔化すために入れられているから」です。
シリコンが髪の毛をコーティングすることでサラサラ感を演出しているのですね。
このシリコン、頭皮に残りやすく、すすぎ残しが原因で頭皮環境を悪化させてしまうケースもあるのです!!
また、強い洗浄成分は必要な皮脂まで落としてしまいます。

髪の毛を良くしようと思ったら髪のケアも大事ですが、それ以前に「頭皮のケア」が重要なポイントになってきます!

オススメしたいシャンプーは…

*オーガニックシャンプー
*弱酸性シャンプー
*ノンシリコンシャンプー
*アミノ酸シャンプー

です!!

これらのシャンプーは、髪の毛にも頭皮にも優しい成分で出来ています。
洗浄成分が弱いので手を抜かずに頭を洗わないといけませんが、続けて使っていると効果は実感できるはずです!!
すぐに櫛通りが良くなるわけではありませんが、髪の改善…ヘアケアには時間がかかるものです!
本気で改善したいなら一度これらの優しいシャンプーを試してみるのもいいかと思います!

 濡らす前の髪の毛にブラッシングをする。
         ↓
 お湯だけの予洗いを約2分間、頭皮マッサージをしながら行う。
         ↓
 シャンプーは手のひら、もしくは洗顔ネットで泡立ててから使う。
 頭皮を中心にマッサージしながら洗う。
         ↓
 すすぎ残しがないように予洗いより時間をかけて頭皮を意識してじっくりすすぐ。

このように洗う時は「頭皮」を意識して下さいね!
優しいシャンプーは洗浄成分が弱いという特徴もあり丁寧に洗わないと効果が出ませんが、どんなシャンプーでも「頭皮に汚れが残る」ことが一番ダメなのです!!
健康で清潔な頭皮からでないと、美しい髪の毛が生えてきません。
頭皮マッサージをしながら洗うことで頭皮の血行も良くなって、髪の毛に栄養が流れやすくなりますよ!

アナタはどんなシャンプーでどんな洗い方をしていましたか?

この方法をまだ試したことがなければ是非やってみてください!
即効性はありませんが、本気で髪の毛改善をしたいならオススメしますよ!

もちろん、「洗い流すトリートメント」や「洗い流さないトリートメント」でのケアも忘れずに!!

濡れた髪への櫛の使用について

それから、これもキューティクルを傷つける危険性が!!
「濡れた髪に櫛を入れる行為」です!

キューティクルは濡れた状態だとウロコ状の膜が開いていていつも以上にデリケート!!
とても剥がれやすい状態なのです!!
同時に、ウロコ状の膜が開いているということは、内部の水分や栄養が外に漏れやすい状態だということ!

こんな無防備な髪の毛に櫛を通すのは、キューティクルをこそぎ落とそうとしているのと同じことです!!

もちろん、タオルドライの時に髪の毛同士をゴシゴシ擦り合わせて拭くのもNGですよ!!
タオルドライのときは、髪の毛を少しずつタオルで挟んでポンポンと抑えるように水気を取りましょうね!

櫛の種類の中には「濡れた髪での使用O,K」のものもあるようなので、そこをよく確認してから使用して下さい!!

それから、キューティクルが開いたままの濡れた髪を放置する「自然乾燥」はやめて下さいね!!!
開いたままのキューティクルで寝ると、枕やシーツの摩擦でキューティクルがポロポロと剥がれてしまいます!
ダメージヘアの進行に自ら手を加えることになる行為ですので、髪の毛の自然乾燥はダメですよ!!

ちゃんと「洗い流さないトリートメント」でヘアケアしてから「ドライヤー」で乾かしましょう!!
熱を加えるとキューティクルは閉じていきます。
キューティクルを洗い流さないトリートメントでコーティングしてドライヤーの熱から守ることがポイントですよ!

髪の毛は再生が効かないとてもデリケートなもの…。
どうかそれだけは忘れないで、日々のヘアケアで櫛通りの良い髪の毛を目指して下さい!!

櫛が通らない原因と対策まとめ

私はクセ毛で乾燥しやすい毛質だと美容師さんに言われました。
それからはカラーもパーマも止めて、地毛を綺麗な状態に保つ努力をしています。
クセ毛なのでキューティクルも不安定だし、ツヤも潤いもキープするのは大変ですが、傷む前よりお手入れが断然ラクです!
シャンプーはアミノ酸シャンプーを使っていて、ヘアオイルでお手入れしています。
ショートヘアなので櫛が通らないということはありませんが。

アナタもアナタの髪質や改善したい問題に合ったヘアケア方法で、櫛通りで悩まない髪の毛になりましょう!!

ヘアケアは基本長期戦です!
生え変わるまでに時間がかかりますし、傷みきったキューティクルは再生しませんからね。
どうせ長期戦になるならシャンプーも変えて、髪の毛と頭皮に優しいものにしてみてはいかがでしょうか?
ひょっとしたら今までの悩みが嘘みたいになくなる可能性だってありますよ!

もし傷みが激しい場合は、早めに美容師さんに診てもらいに行きましょうね!!
なんせ髪のプロですからね!
気になること、分からないことは、カットに行く度にその都度聞いたほうが自分でするヘアケアに活かせますよ!

櫛通りが悪かったら引っ張られて痛いですよね。
ゆっくり改善していきましょう!!

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