生理中の染髪はダメ?染まりにくい原因

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健康な女性なら毎月必ずやってくる生理。
様々な体調不良を起こしたり、精神バランスも不安定になって…生理期間中は辛いもの。

そんな生理ですが、ヘアカラーをする時に注意が必要ってご存知ですか?

 

市販のヘアカラーを使ったことがある、見たことがある人ならお分かりかもしれませんね。

「生理中のご使用は避けて下さい」

このような注意書きが説明欄に書かれていることを…。

 

そう!「生理中は髪の毛が染まりにくい」と言われているのです!!

このことを何となく知っている、という人もいらっしゃるでしょう。
ただその理由をしっかり理解できていますか?
今回の記事はココに注目して書いていきたいと思います◎

髪の毛が染まりにくくなる原因は「2つの女性ホルモン」にありました!

生理中染髪で染まりにくい原因

髪の毛を染めるときには「体温」が実は大きく関係しています。

 

ヘアカラーの液体は、第一剤の「アルカリ性」と、第二剤の「酸性」の2種類があり、これを混ぜ合わせて使用します。
役目は次のとおりです。

*第一剤・アルカリ性……髪の毛の表面の脱色
*第二剤・酸性……………髪の毛を染める

この2種類を混ぜ合わせると化学反応が起こり髪の毛が染まるのです。
そして酸化は体温が高いほど早く進み早く染まる、と言われていますよ☆

生理中の体温

生理中は「低温期」に入るので体温が低くなります。
体温が低いと酸化のスピードが落ち、染まるのに時間がかかるのです!!

 

これが生理中に髪の毛が染まりにくくなる理由でした。
では冒頭でも少し触れた「2種類の女性ホルモン」の話も交えながらメカニズムをもう少し細かく見ていきましょうか!

女性ホルモンには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類があります。
これらのホルモンは女性の生理周期に合わせて分泌されます。
そして生理中はこのホルモンたちのバランスがとても不安定になります!
体内でホルモンバランスが激しく変動するため、体調や気分を崩しやすくなるのです。

生理期間中に体温が低くなる仕組み

簡単に生理期間中に体温が低くなる仕組みをご説明しますね◎

 


 

*生理から約1週間は両ホルモン共に一定量が分泌される・・・体温は低温期

*生理が終わり排卵前までは「エストロゲン」の分泌量が増加する排卵期に入ります・・・体温は高温期

*排卵日の前後は「プロゲステロン」の分泌量が増加し、排卵日には体温が低下、その後また高温期へと変わります・・・体温はグッと低下し再び高温期へ

*排卵後は黄体期に入り次の生理までの準備期間になるので「エストロゲン」の分泌量は減少します・・・体温は高温期

 


 

体温だけで見ても生理期間中は女性ホルモンの動きに合わせてこれだけの変化を繰り返しているのですね。

このように、とてもデリケートで不安定な生理期間中のヘアカラーは染まりにくさの原因になります!
髪の毛を染める時に生理期間中を避けた方がいい理由がお分かりいただけたかと思いますが、いかがでしょうか?

 

また、この期間はお肌も敏感になるので、普段は平気なのに急に薬剤で頭皮が荒れた…なんてことも起こってきますよ。
毛根にヘアカラーの液が浸透して炎症を起こしてしまう可能性があるのです。
今までは何ともなかったのにアレルギー反応が出た…なんてケースも報告されています。
頭皮環境の悪化は髪の毛にも良くありませんので気を付けたいですね◎

 

では一体、いつ染めるのが1番良いのでしょうか?
染まりにくい期間がるということは、当然染まりやすい期間もあるということですよ!

いつが1番染まりやすいの?

1番染まりやすい時期を見極めるには、女性ならやはり生理との関係性がポイントになってきます!

染まりやすいと言われているのは「生理が終わった後の14日間」です☆
この期間中は次の排卵までの基礎体温が上がっており、体調も良くなってきます。
体温が高いということは酸化して染まりやすくなっている…ということ◎
髪の毛もツヤを取り戻し、頭皮も正常な状態に回復するので、ヘアカラーをするならこの時期が狙い目ですよ!!

また、生理後に積極的にヘアケアを行うのもオススメです!
「女性ホルモンは髪の毛を司るホルモン」と言われています。
女性ホルモンの変化は髪の毛にも大きな影響を与えるので、生理期間中は髪の毛も不調に…。
生理が終わって安定してくるこの時期には、髪の毛をしっかり労ってあげましょうね◎

「生理後の14日間」を覚えておいて下さいね!

生理中の染髪はダメ?染まりにくい原因まとめ

女性はホルモンに振り回される生き物です。
生理だけじゃありません、妊娠・出産・加齢など、全てにホルモンが関わってくるのです。
今回のタイトル「生理中の染髪はダメ?染まりにくい原因」の真相も女性ホルモンの変動が原因でしたね!

生理期間中は体温が低くなったり高くなったりを繰り返します。
低体温の時に髪の毛を染めようとしても薬剤と上手く反応が起こらない…だから染めてもムラができたりするのです!!

 

生理期間中のヘアカラーは色んな意味で避けた方が良いですね◎
髪の毛も染まらない、頭皮が敏感になっていて荒れる…なんてことになったらヘアカラーが無駄になりますし、その後のケアが大変ですものね。
染め直しに行ったり、荒れた頭皮を治すのに皮膚科に行ったりと余計な手間がかかってしまいます。

 

女性ですから自分の生理周期について良く理解することが大切です!
体調と相談しながらコンディションの良い日にヘアカラーをしに行きましょう☆

 

また、どうしても急ぎでヘアカラーをしないといけない場合…例えば結婚式にお呼ばれした、など。
身なりを気にする会ですからプリン頭で出席なんて出来ないですよね!
でもタイミングが合わなくて生理後の14日間を気にしている余裕がない…。
こんな時は担当の美容師さんに相談してみるのも良いかもしれませんよ◎

キレイでいるのって意外と大変なんです。

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